NHKドラマ「坂の上の雲」感想・投稿・意見交換掲示板
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>>115 > 前項でNHKの番組「シリーズ 日本人はなぜ戦争へと向かったのか? 第4回 開戦・リーダーたちの迷走」の主張を、なかなか良い線を行っていると評価しましたが、最後の詰めが不足していると書いたことをもう少し説明します。 > > NHKの番組が言っていたことは、「当時の日本のリーダー達は政治家も軍人も全て、対米戦争に勝ち目が無いこと、戦争をしてはいけないことを知っていた。しかし国内世論の反発を恐れて、それを言い出す勇気のある人が居なかった。」という結論でした。 > > この結論は、日本のトップの人たちの勇気の無さを非難するものでした。 > > しかしこれは中途半端な戦争責任論だ、と私は考えています。 > > 日本の指導者に、「軍国主義的世論を、常識に引き戻すように指導する」という観点が無かったことは事実ですが、そこに問題があるだけではなくて、「何故この時国民世論は好戦的になっていたのか?」ということを掘り下げる必要があります。 > > この問題に対して、<B>「マスコミが国民を煽ったのだ、国民はマスコミに騙されたのだ」</B>という考えが、今のところ反戦左翼が言っていることだと私は見ていて、これを私はここで批判しています。 > > このマスコミ批判に対して、マスコミ自体は、「軍部の弾圧があって、やむを得なかったのだ」と言い訳をしているのが、現状です。 > 朝日とか毎日新聞社などが、時々「戦争責任を検証する」というシリーズを書きますが、言っていることはこの責任逃ればかりです。 > > こういう自分自身の責任を追及しない責任逃れの反省には、主体性(当事者意識)と言うものがありません。 > つまり軍部の弾圧に対して、自分達はどう対応すべきだったのか?という観点が抜けてしまっていて、これでは反省になりません。 > > マスコミが戦争を煽るような記事を書き続けた原因は、良く考えて見れば、軍部の弾圧ではありません。 > > 弾圧があったことは事実としても、弾圧によって不都合な記事を禁止することは出来るかもしれませんが、戦争を煽る記事を書かせることは出来ません。 > > マスコミの中に、戦争をしてはいけない、という気持ちがもし少しでもあったのならば、いくら弾圧があっても、あのような戦争を煽る記事が書けるはずがありません。 > 弾圧に対しては、軍部の禁止する記事を自粛する、というだけで済ますべきでした。 > > ここに現在のマスコミの反省の不足と誤魔化しがあります。 > > ということでマスコミが戦争を煽る記事を書いたのは、正確に言えば、軍部の弾圧が原因ではありません。 > > だからと言って、マスコミに全責任がある、と短絡してはいけません。 > > マスコミが戦争を煽る記事を書いた本当の理由は、そうしないと売り上げが伸びないからです。 > > 当時戦争を煽れば煽るほど、売り上げが伸びると言うことは、良く知られていたことです。 > また戦争に水を差すような記事を書いたのでは、不買運動が起るような世論がありました。 > > つまり新聞社の利益確保のために、煽り記事を書かざるを得ない状態にあったからです。 > > 現在のマスコミが、ここに切り込めないのは、国民に責任がある、と言っては、国民(視聴者・購買者)から、反感をもたれる、と恐れているからです。 > > マスコミは読者、視聴者を悪者にすることは絶対に出来ないのです。 > > そしてマスコミのこの誤魔化しに、国民はまた騙されて、「国民は、本当は戦争は嫌いだった」などという、根拠の無い見方になってしまっています。 > > 「国民には責任が無い」というような現在の世論が蔓延している原因は、マスコミが正しい責任論を書かないからです。 > > これをまた「国民はマスコミに騙されている」などと責任逃れをするつもりでしょうか? >
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