染井さま、YOUさま、平川さま、斉藤さま、北川さま、吉野さま
皆様、日本のことをまじめに真剣に考えている様子が伺えて、気持ちよく読みました。
さてこの掲示板は、司馬史観批判の立場の人が主催しているものですが、私も司馬史観批判側です。
それに対して、皆様は司馬史観肯定の側と読みましたので、6名の方々を対象に反論を書きます。
まず私は「史観」の議論をしているのであって、司馬氏やその小説を否定的に思っているものではありません。
また今回のTVヂラマ坂の上の雲を3年分全編を見ましたが、すばらしいドラマになっていると感じ、楽しみましたことをまず書いておきたいと思います。
これはコチコチの左翼ではないことを解ってほしいためです。
私の主張は、司馬氏の日露戦争について、歴史認識に間違いがある、という批判です。
司馬氏は日露戦争を日本の防衛戦争であって、ロシアの侵略に対して戦った戦争だ、と書いていますが、これは間違いで、実はロシアは戦争をする気が無かったのに、日本はその当時好戦的な国だったために、有無を言わさず、戦争を始めてしまったものでした。
先制攻撃、奇襲攻撃で始まった事からもそれは解ります。
今回のドラマには、ロシアは戦争をする気が無かった事、奇襲の先制攻撃であったこと、一方的に開戦を決めている、ということが描かれていますから、小説よりは正しい認識が描かれていました。
それにもかかわらず六名の皆様が、この戦争を「日本を守るための戦争だった」と理由も示さずに思い込んでいるのは、おかしいと思います。
どういう意味で、日露戦争がやむを得ない戦争だったのか?を誰か是非説明してほしいと思います。
私は日露戦争は必要の無い戦争だった、と考えていますので、私に反対する人は、必要な戦争であった事を説明してほしいと思います。
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